加齢臭のための香水

 

前回は、加齢臭をすっかり洗い流してしまうための石鹸やシャンプーについてのお話でしたが、今回は洗い流したあとにつける香水のお話をしようと思います。

 

香水といいましても、厳密に言えば、香水だけでなくオーデコロンなど軽いものも含みます。
香水は最も香りの強いものを言いますから、それに限った事ではなく、香り全般というように思っていただければ良いでしょう。

 

ただし、外側から香りをつける場合には、必ず体臭と混ざり合うということを心に留めておいてください。ですから、たとえば、朝にシャワーを浴びて、石鹸で綺麗に汗や臭いを洗い流したとします。そして、そのあとでクリーニングしたばかりの肌着やシャツ、スーツを着て、さらに出勤直前に香りをつけて出勤しますね。

 

最初の数時間は香水の香りでとても爽やかでしょう。しかし、出勤時の満員電車で汗をかき、昼食に熱いものを食べて汗をかき、営業などの外回りのかたは仕事の間中、汗をかき、午後ともなれば、もうすっかり加齢臭の混じった体臭と汗や雑菌などが混じり合い、さらに付けた香水の香りまで混じって、最悪の臭いになる可能性もあります。

 

マイカーなどで出勤して、営業の外回りでもなく、汗をかく機会が少ないかたであれば、退社時間まで爽やかでいられる可能性も大きいと思います。注意したいのは、香水はあくまで、ほんのりと香る程度につけるのがベストだということです。

 

加齢臭を消したいために、たくさんつけたい気持ちもわかるのですが、香水嫌いのかたはけっこう多いです。嫌いではなくとも、キツイ香水の香りは頭痛がするというかたもいますし、マナーのひとつとしてくれぐれも気をつけたいものです。