加齢臭は男性だけのもの?

 

加齢臭については、よく男性が取り上げられますが、実際のところ男性だけのものではありません。女性であっても、年をとることで加齢臭は発生します。

 

では、何故いつも男性の加齢臭だけが取り沙汰されるのでしょうか。それは、男性が特別不潔にしているからというわけでは、もちろんないでしょう。しかし、男性は会社勤めをしているかたが多いですから、毎日のように同じスーツを着て通勤したりしていますね。

 

それで、日々のかすかな臭いが蓄積してしまうということが考えられます。本来は、加齢臭の原因とされるバルミトオレイン酸や過酸化脂質自体はこれといった悪臭のないものです。酸化したり、分解されなければノネナールは発生しません。

 

しかし、普通に生活していれば、男性であっても女性であってもノネナールが作られますし、加齢臭は発生します。

 

それなのに女性の加齢臭についてあれこれ言われないのは、ホルモンが関係しているという説もありますが、それは次回にまわすといたしましょう。ともかく、女性は会社勤めをしていても、毎日同じスーツを着るということはありませんし、主婦のかたであっても、何日も続けて同じ洋服を着ているということは、ほとんどないでしょう。

 

さらに、女性は入浴時間も長く、頭からつま先までしっかりと洗浄しているということもありますし、外出の際には、デオドラントスプレーをつけたり、香水などの香りをつけたりもしますね。

 

そのようなことを総合すると、やはり男性のほうが加齢臭が鼻につきやすいということになるのかもしれません。しかし、本来は男性にも女性にもあるものだということを覚えておいてください。